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平凡大学生が【独学】で【簿記2級】を取得した話

こんにちは。

今回はどこにでもいる大学生(偏差値50台の大学)が独学で簿記2級を取得した話をします。

 

まず私が合格したのは2020年11月に行われた第156回日商簿記検定2級です。現在すでに簿記を勉強している方は分かるかもしれませんが、この回の合格率はだいたい18%ぐらいですかね。予備校など環境が整っている東京23区・横浜でも約20%だったので難しい回でした。Twitterではトレンドになるほどでした( ゚Д゚)

 

なぜこれほど難しい回に合格したのか。

結論から言うと継続することができたからなのではないかと思います。

 

私が使用した教材は

・みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級商業簿記

・みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級商業簿記

・みんなが欲しかった簿記の教科書 日商2級工業簿記

・みんなが欲しかった簿記の問題集 日商2級工業簿記

の4つだけです。(直前はネットで無料の予想問題をひとつだけ解きました)

全部買ってもだいたい6000円くらいだった気がします。

 

なぜ継続することが大事なのか。

それは学習した内容をすぐに忘れないようにするためです。

簿記3級は短期決戦でも合格できる人は多いでしょう。しかし、簿記2級になると連結などの重い内容や工業簿記という新たな分野が追加されています。そのため、それらを一度で覚えるのは難しく、コツコツと継続してやり続けることが重要になります。私が使用した教材はみんなが欲しかったシリーズですが、他にもいろいろな教材があるので自分に合ったものを選ぶといいです。やるかやらないかは自分次第なので。

 

私が簿記2級をまともに勉強した期間は約半年です。つまり2020年の5月中旬ごろです。2019年の11月に3級は取得していて、3月頃からもダラダラと進めていましたが、商業簿記の教科書の4分の1程度しか進んでいませんでした。また、その範囲は全然頭に入っていなくて、後々きちんとやり直してました笑

 

実際に私が4つの教材を使ってどのように勉強をしていたのか紹介します。

5月中旬~11月中旬までの期間でざっくり説明すると、、

  • 5月中旬~
    みんなが欲しかった簿記の教科書の商業簿記を解き始める
    ここでは8割理解で全体像を掴むことを意識していました 
  • 6月
    みんなが欲しかった簿記の教科書の商業簿記を引き続き解いていく
    問題集で第一問対策の部分(仕訳)は少しだけ解いていました
  • 7月
    商業簿記の教科書を1周したので工業簿記の教科書を始める
    商業簿記の問題集は教科書を参考にしながらどんどん解いていました
  • 8月
    工業簿記は商業簿記よりも範囲が狭いので約1か月でで1周しました
    その後は商業簿記・工業簿記の問題集を教科書を参考に進める
    問題集は本番レベルになるので難しいと感じますが、まずは教科書を参考にしながら「教科書理解できてれば解ける」と思うことが大事です
  • 9月
    商業簿記の問題集は1周したので、もう一度教科書に戻り1周する
    工業簿記も問題集を終え次第、商業簿記と同じように進める
  • 10月
    毎日少しずつ問題集を進める
    (私はここでの追い込みが甘かったです)
    (直前期につらい経験をしました笑)
  • 11月
    残された2週間の内、前半1週間で問題集の2周目をなんとか終わらせる
    問題集に付属している模擬試験を解いていく(6回分)
    残りの1週間はネットで出題予想問題を漁り、該当する範囲の問題集を解く
    2日前ぐらいにネットで予想模擬試験を探して解く
    この時期は本当に詰め詰めで勉強しました

私は11月に初めて模擬試験を解きましたが、その時は6割しか取れずに不合格圏内でした。しかし、間違えた範囲は必ず教科書、問題集に戻り復習をしました。そうすることで3回目以降は7割を超え、合格圏内の得点を取れました。

模擬試験で合格点を取っていても本番苦手な範囲が出題されたりや予想外なことが起きたりすることがあるかもしれません。そのため私は落ち着いていられるように、過去の傾向から予想された問題にも取り組みました。この取り組みのおかげで工業簿記はほぼ完璧に得点が取れるような状態にまで持っていくことが出来ました。

 

直前期まで合格ラインギリギリだった私が合格した要因としては、取れるところで取りきることが出来ていたからです。

実際の私の得点は

16/8/10/20/20 合計74

という配点でした。

ここから言えることは工業簿記と第1問でほぼ満点を取ることが大切ということです。

実際に簿記2級がトレンドに上がった理由としても第2,3問が難しすぎたからです。第3問は2級の範囲でも特に難しいところだったので予想されていても多くの人が部分点を狙いに行くと思います。ただ第2問は過去とは違うタイプであり、回答に時間がかかる問題でした。各設問でそこそこの点数を取って合格しようと考えていた人はパニックになったと思います。私は最後まで解けないと思い、必要以上に時間をかけることなく進めていったので時間が足りないということにはなりませんでした。

今回のように簿記2級では第2,3問は比較的満点を取ることが難しいと思います。そのためにも第1,4,5問はほぼ満点を取れるように意識していくといいと思います。

 

これから簿記を始める人、勉強中の人は参考程度にしてみてください!

ただ継続することはやめないでください!

ここまで長々と読んでいただき、ありがとうございます!